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初夏の吉野川 カッパ遡行もまた水冷たし   

投稿日:2018年6月8日 更新日:

日本の原風景 ここは緑と水の楽園か

初夏の奈良県吉野郡。日に日に日差しが強くなっている中、カッパ遡行のために、みなさんと奈良県・吉野川にやって来ました。近鉄下市口駅から10分ほど歩いて川べりまで降ります。道路と川までおよそ5メートル。それだけの違いなのに、川べりには妙に冷たい風が吹いていて、それが時おりとても冷たい風になります。

体感の暑さにはちょうどよい塩梅ですが、このあとは、この水の中を半日の間、移動します。川の水の冷たさが気になります。

(吉野に残る日本の清流。これを見るだけでも価値があります)

私たちはオレンジカラーの鮭の集団(笑)

「カッパ渡河」。川下から上流を目指して文字通り川中を歩いて遡上する、言わば産卵する鮭のような行程です。

鮭なのに「カッパ渡河」とはこれいかに。川の流れに逆らうカッパとなると言う意味でもあります。

オレンジ色のセーフベストにヘルメット。それでは約6~7時間の河の行程、スタートです。

和楽からカッパについての記事をご紹介

(カッパは水神や精霊の一種とも言われていでます)

 

自然に抗うダイナミズム

川に一歩足を踏み入れる。ヒャーとした冷たさが、足の指先から全身に伝わる。それが踵から足首、ふくらはぎから膝へと伝わる。

そこから一歩、また一歩、歩を進める。とりあえず腰くらいまで浸かると、水の流れを感じる。不思議なことに腰と足とでは流れが違って感じる時もあります。

見た目は穏やかな吉野川。しかし、歩き進めるごとに、急に深くなったり、穏やかな流れの中から突然強い流れが現れます。

それでも踏ん張って歩こうとすると、今度は川底の岩にこびりついた苔に足をとられ、バランスを崩されることも。

水の冷たさは最初だけでした。やはり、季節は初夏。歩き始めて10分もしないうちに暑くなってきます。

(自然に抱かれるような感覚。清潔な水の流れ、すべてが日頃経験できない何かを与えてくれるようです)

万葉集に謳われる「吉野」

み吉野の 象山(きさやま)の際(ま)の 木末(こぬれ)には ここだも騒く 鳥の声かも

吉野の地を詠った代表的な歌です。『み吉野』とは『美吉野』。象山の木々で鳴き騒ぐ小鳥たちの声が聞こえてきそうな句です。万葉集には「吉野」の地名が詠われている句が60ほどあります。それほど美しい地だということです。

吉野川 川波高み 滝の浦を 見ずかなりなむ 恋しけまくに
み吉野の 瀧もとどろに 落つる白波 留まりにし 妹に見せまく 欲しき白波

私の好きな句です。吉野川には浦と言えるような滝つぼがいくつもあります。『瀧もとどろに 落つる白波』と詠われているくらいですから、水量もかなり多かったのでしょう。まして『とどろに』と詠われるくらいですから、その瀧もかなり大きなものだったのでしょう。

自然とのインテグレーション

スタートしてから数時間。上流に行けば、荒々しさがもっと増すのかと思っていましたが、意外に、穏やかな感じになりました。

落ち着いて辺りに目をやると、どこまでも深く、様々な色合いの緑と、それを静かに溶け込ませた川の水の色が、とても綺麗。詩人じゃないので上手く表現できませんが、何か生き物のようにも感じてきます。

(少し写真がピンぼけてますが、雰囲気が伝わればと思います)

川上の目的地に到着 体中を心地よいものが流れました

私達一行は、徐々に川上の目的地に近づいてきました。今回参加してくれた5人の子供たちもそれぞれの表情。高学年は「なんでもないよ」風の表情。低学年は少し疲れた表情…かな。でも、もう少しで目的地だよと伝えると、パッと表情が明るくなります。

そして目的地到着。やはりみないい表情だな。この中の何人が、1か月前に自分が川の中を歩いて渡ることになると思っていただろう。いや、川で泳いだり、川べりでバーベキューをするのではなしに、川の中を遡上するような楽しみ方があると知っていただろう。

子供たちは、水から上がって着替えます。オレンジ色のいで立ちから、普通の子供たちの姿に戻ります。記念撮影のためにポーズ。日焼けした表情が、何となく逞しくなったように感じました。

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