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火起こしで主流の「舞切り式器」の作り方のコツ、教えます

投稿日:2020年2月22日 更新日:

”火”と”火起こし”についてのはなし

来る3月15日に、大和高田市の奈良県産業会館でおこなわれる”ジョブ・スタジアムNARA2020”に、株式会社木村エンタープライズでは、昨年に引き続き「火起こし体験」をおこないます。ちょっとやってみたいな。子供にやらせてみたいなとお考えの方に、事前にご一読いただきたい”火”と”火起こし”のおはなしです。

 

 

そもそも”火”ってなにか、考えたことがありますか。”そんなの分かりきってる。燃焼反応じゃないか!”と言われる方は、その通りです。でもちょっと考えてみましょう。確かに対象の可燃物に強力な熱が加えられ、それが酸素と結びつくことで化学反応が起き、その際、熱と共に赤い光を放出しますよね。これが”炎”です。でも”火”というのと”炎”は、なんとなく違うように感じませんか?”火”には、あの独特のゆらゆらと光を放つものという印象がありますね。つまり、なにか違うところがあるようですから、”火”=”燃焼反応”以外の答えが必要になってきます。

では火が生まれる燃焼反応の行程をもう一度考えてみましょう。「熱」が「可燃物」と「酸素」が結びついて「燃焼反応」が起こることは先に述べました。しかしそれ以外にも”火”の現場では別のことも起きています。強力な熱は可燃物の組織を科学的に変化させ分解してしまいます。また、燃料自体も気化することで空中に広がります。気化した燃料や分解した可燃物組織は微粒子となりますが熱を持った気体ですので、これらは勢いを持って上昇し、それが燃えているのです。自然が生んだ形ですが、美しくも感じるあのゆらぎにはそんな理由があるのですね。

火起こし器を作るときの4つのコツ

火起こしをする場合には、木を摩擦で擦り合わせる器具が使われます。主な方法として「舞い錐り式」「弓錐式」「紐錐式」「錐揉み式」がありますが、ここでは最もポピュラーな「舞い錐り式」で火を起こしましょう。はい、これが「舞い錐り式火起こし器」です。多分誰もが見たことはあると思います。

主軸という心棒(火きり棒)の先に穴を開けて紐を通して、中心部にある長い板の両端に通します。この板は「火きり弓」と言いますが、これを上下させて火きり棒の先を板に回転摩耗させて発火させます。下にある円形のものは「はずみ車」と言って、バランスをとるだけでなく、とても重要な働きをします。

さて、この火起こし器を、1から作ってみようという方も多いかと思いますので、制作段階で押さえておいてほしいコツをご紹介しましょう。ホームセンターなどで木材を購入して作った場合など、参考にしていだけるのではと思います。

➀火錐り棒の上部さきに穴を開ける時には、なるべく上に開けてください。火錐り棒を回転させると下部は棒に巻き付かないので、回転に影響を与えません。いかに上の部分に紐を巻くことができるかで回転速度が変わります。4~5巻できるのが理想です。

➁紐は太さはあまり関係はありませんが、なるべく柔軟性のあるものを使ってください。巻き付いた紐が反対方向に戻る時に、少しでも反発力があるほうが安定した回転になります。

➂円形(でなくてもいいですが)のはずみ車は、少し重めのものにしてください。板1枚ですと安定性を欠きます。板2枚にすると、驚くほど回転が安定し、火錐り棒にも適度な重みが加わりますので一石二鳥で、火種が起こりやすくなります。

➃火床材とは、火錐り棒の下先端を摩擦させる木(写真下)です。木片に窪みを入れて、その端部をV字形にカットを入れます。面倒でも、これは丁寧に作ってください。擦れて熱せられた木屑がこのV字型にこぼれてきます。その中に”火種”がありますので、それが出来たら空気を送って麻綿などに引火させ、晴れて火が起こります。

 

最初からがむしゃらに力を入れると後半、疲れて回転が乱れたりするので、出だしはゆっくり、大きく回転させると効果的です。やがて、焦げ臭い煙が上がってきますから、そうなったらピッチを上げてください。小さな火種が一気に炎になる瞬間、古代人になった気分を味わえます。

火起こし体験「非認知能力への挑戦」動画も併せてご覧ください。

3月15日開催「ジョブ・スタジアムNARA2020」にSAKUDO、出展します – SAKUDO
3月15日開催「ジョブ・スタジアムNARA2020」にSAKUDO、出展します – SAKUDO

3月15日開催「ジョブ・スタジアムNARA2020」にSAKUDO

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