コラム 活動履歴

2月9日(日)葛城山”樹氷ウォーク!”

投稿日:2020年2月11日 更新日:

記録的(?)暖冬の中で、苦心のコース選び

2020年の冬は記録に残る暖冬を迎えています。昔から“喉元過ぎれば熱さを忘れる”と言われます。この場合の“あつさ”は“暑さ”ではなく、“熱さ”のことで、熱いものを飲み込んでも、その時を過ぎると、人は忘れてしまうことを言いますが、季節を対象に「その年の季節の気温が異常といえる状況であっても、翌年になれば忘れてしまうもの」というような理解も可能です。今年の冬はその意味では異常と感じるほど暖かいのですが、このような暖冬はあまり珍しくはないようです。

例えば、気象庁は今年の暖冬の原因を、日本から遠く離れた南の海の海面水温にあると説明しています。日本では太平洋熱帯域のエルニーニョ、ラニーニャ現象が広く知られていますが、インド洋の海面水温の変化「ダイポールモード現象」も日本の天候に影響を及ぼす一因だと言われます。このインド洋の海面水温が西部で高く、東部で低い状態が続いていることで、上空の大気の流れが大きく変わってきて、オーストラリアの干ばつやアフリカの多雨をもたらしています。日本付近では、南にある高気圧が例年より強く、上空の偏西風は北に蛇行して、寒気が南下しにくい状態が続くのだそうです。

さて、気候の話を長々したのは、今回の企画が“樹氷ウォーク”なのですが、肝心の“雪”に苦労しているからです。9日の直前まで、目的地を金剛山にするか葛城山にするか、それとも高見山…なのか確定できませんでした。その為、1週前には高見山、2週前には金剛山に登り、樹氷状況を確認しましたが芳しいものではありませんでした。

最終選択地は「葛城山」に決定

目的地が最終的に決まったのは前日でした。どの山にも積雪がなく、気温も変わらず高いということで、それならばと決まったのが葛城山です。標高959.2メートル、日本三百名山に選ばれた山で、北の二上山や南の金剛山に連なる金剛山地の山の一つです。且つては金剛山を含む葛城山脈を総称して葛城山と呼んでいて、そのため、現在の葛城山は場所によって複数の呼び名がありました。大和国では戒那山とか天神山、あるいは鴨山と呼ばれていましたし、河内国では篠峰と呼ばれていました。

                       写真、メモはWikipediaより

メモ

日本三百名山とは、日本山岳会によって1978年(昭和53年)に選定された日本の300の山である。深田久弥が1964年(昭和39年)に選定した『日本百名山』の100座に、200座を加えたものである。その後、1984年(昭和59年)に深田クラブが選定した『日本二百名山』では、「深田の百名山に、三百名山の残り200座から100座を選んで加える」という方針で選定が進み、最終的に99座を選んだ上で三百名山以外から荒沢岳1座を入選させた。このため、日本百名山、日本二百名山、日本三百名山に選定されている山の合計は301座となる。

 

さて今回のメンバーは当社社員に加えて、現在インターンで来ていただいている高橋さんと、職員のご子息である松本太郎君。更には日本で英語教師などをしているオーストラリア人のジェームス・レオナルド・ニコルさんでした。午前10時。準備体操をしっかりして我々一向は登山をスタートさせました。まずは厳重に管理された葛城山道の入り口の閂をあけて登山の始まりです。あれ、「イノシシ等鳥獣の防止柵になっています」って書いてある。イノシシの柵にしては、えらく頑丈な柵です。

 

「えらく頑丈…」というが、イノシシは極めて機敏で、高い身体能力を持っておる。また土を掘り返す能力も高いし、力も体に比べるとすこぶる強い。その強さは鼻の先で、60~70キログラムのものをひょいと持ち上げてしまうくらいじゃ。驚くのはまだ早い。イノシシは跳躍能力にも優れている。わしは1mくらいの柵をいとも簡単に飛び越えてしまうのを見たことがある。舐めてかかると大変なことになるんじゃ。

登り始めて20分。薄っすら雪化粧の河原がありました。頂上に行って雪がなかったらと、ここでとりあえず雰囲気だけでも撮影することに。しかし、こうやってみると全く雰囲気が出ていません。(笑)ええい、気持ちだ!雪山にいると考えて力強く歩こう!


当初、外部の方が数名参加される予定でしたが、都合により職員のみで登山することになりました。しかしインターンで来ていた高橋さん(画面左)とオーストラリア人のジェームス(画面右)と太郎君(中央)の3名と合わせて9名となりました。

途中何度か歩を止めて、社長の自然講座がありました。檜や杉の大木を現在の会社に例えて解説がありました。皆興味津々の表情で聞いています。

次は斜面の歩き方です。斜めであって、且つ氷などで滑りやすくなっているところの、どこに足を置くかの講義と実践です。雨の跡など、山道の真ん中が川のようになって抉れてしまった時などの対応策ですから、写真のように溝中をあるくことはできません。全部で7~8歩くらいでしたが、皆クリアできました。

そしていよいよ山頂に到達。「雪は?!」。ありました。もちろん、この気候ですから期待したには程遠い状況でしたが、それでも頂上一面は真っ白な…真っ白に近い雪景色でした。迎えの粉雪も私たちを迎えてくれ、全員で貴重な「白い砂金」のような景色を背景に記念撮影をしました。

当たり前のことですが、頂上から西を向くと、大阪の全容を見ることができます。また振り返って東を向くと、大和三山など奈良盆地が一望できます。いつものことですが、山頂から見るこれらの景色は、本当に美しい。今回、奈良側を見ていると、南から大きな雲海の波が押し寄せてくるのが見えました。本当に美しい景観で、石川五右衛門でなくても、皆が叫びたくなります。「絶景かな!絶景かな!」でした。

                      360@旅行ナビから

何とか頂上の雰囲気を感じてほしいもの。山頂の様子はドローンを飛ばして、上空から撮影したかったのですが、今回はドローンは持参しなかったので、雰囲気を感じてもらうために、産経新聞社が撮ったドローン映像をご覧いただきます。

皆の顔に笑顔の花

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・雄大な大和三山の景色に黄昏ている人を横目に、私たちは頂上を後にしました。帰り道は風雪の影響で崩れた場所、荒れた場所もありましたが、関係の方々のおかげで修復が進んでいて、安全に下山することができました。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

メモ

 大和葛城山は金剛生駒国定公園のほぼ中央に位置し、古くは竹内峠から水越峠までの山脈全体の名称であった。今の葛城山は「天神山」の別称を持っている。そのいわれは、山頂東方の肩付近、ロープウェイの終点に「天神ノ森」と呼ばれるブナ林があり、天神社が祭られているからだという。
葛城山は山頂付近が草原状の広々とした台地となっており、一面ススキに覆われている。東面にはブナ林もあり、カタクリが赤紫色の花を散らすと、南面いっぱいに広がるツツジの群落が山を染める。
山腹には唐から帰国した空海が開いたと伝えられる「戒那千坊(かいなせんぼう)」跡の礎石や石垣など、史跡も多く残る。
葛城山ロープウェイを利用すれば労せずして(徒歩10分)山頂に立てる。歩いて登っても1時間40分ほどだ。

株式会社 山と溪谷社 YAMAKEI on lineより

-コラム, 活動履歴

TEL:0744-46-9667
月・火・木・金・土 9:30~19:30
※土曜日は活動中で不在の場合がございます。

Copyright© SAKUDO , 2020 All Rights Reserved.